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トヨタ自動車とそのグループ企業の労組でつくる全トヨタ労働組合連合会(287組合、組合員約27万人)は、今春闘での賃上げ要求基準について「賃金カーブ維持分(定期昇給に相当)以上」とし、傘下組合のベア要求見送りを認める方針を固めた。見送り容認は3年連続。一時金の目標は例年と同じ「5カ月以上」とする。同労連は16日から開かれる中央委員会に提案する。
トヨタグループの春闘は、全トヨタ労連の方針に従って傘下最大のトヨタ労組が具体的な要求を決め、他の組合がならうのが通例。トヨタ労組は、好業績が続く中、昨春闘で初めてベア要求を断念したが、今年も上部組織の運動方針案にベア見送り容認が織り込まれたことで、トヨタ労組が2年連続で断念する可能性が強まった。
(01/15 20:39)
http://www.asahi.com/business/update/0115/116.html