現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産32 > 736.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【ワシントン竹川正記】グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は13日、訪問先のドイツ・ベルリンで講演し、最近のドル下落について「米経常赤字の穴埋めのための海外からの資金流入が圧迫されたり、インフレ圧力につながる兆候は少しも見られない」「ドル危機は想定できない」と述べ、現状のドル安進行を容認する姿勢を示した。
ドルは03年1年間でユーロに対して20%、円に対しても10%下落。04年に入っても下落が止まらず、欧州当局は景気への打撃を懸念して「2月はじめの先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)でドル安定化を話し合うべき」(メール仏財務相)と訴えている。
同議長はこの点について「ユーロ圏の輸出業者は相当な圧力を受けている」とは認めつつも、「世界的に企業の資金調達環境は改善し、株価も上昇傾向だ」とドル安による悪影響が出ていない点を強調。「国際金融市場の柔軟性が確保されていれば、世界経済の不均衡は、市場によって大きな痛みを伴わずに調整されるだろう」と米経常赤字問題の先行きに楽観的な見通しを示した。
[毎日新聞1月14日] ( 2004-01-14-18:11 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040115k0000m020012000c.html