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量的金融緩和の継続にもかかわらず、市中に出回るおカネの量が増えていない。日銀が13日に発表した2003年の通貨供給量(マネーサプライ)は前年比で1.7%増にとどまった。前年の3.3%増から大幅に落ち込み、10年ぶりの低い伸び。銀行の貸出金は7年連続の前年割れとなった。マネー低迷への対応が今後の金融政策の焦点となりそうだ。
マネーサプライの代表的な指標である「M2+CD(譲渡性預金)」は、2003年の平均残高が679兆5600億円となった。最近ではほぼ3%前後だった前年比の伸び率は、1993年以来の低い伸び率にとどまった。
M2の内訳をみると、現金は前年の11.2%増から5.3%増に、普通預金などの要求払い預金は32.5%増から9%増に、それぞれ伸び率が縮小した。定期性預金はマイナス幅が縮まったが、依然として前年割れが続いている。
「M2+CD」に郵便貯金や投資信託、国債などを加えた広義流動性でみてもマネーは低迷。2003年の伸び率は1.1%増となり、統計の比較が可能な81年以来で最低となった。 (12:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040113AT1F1300313012004.html