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今春卒業予定の大学生の就職内定率は、昨年12月1日現在73.5%で、前年同期を3.2ポイント下回り、96年の調査開始以来最低だったことが13日、厚生労働、文部科学両省の調査で分かった。高校生の就職内定率は昨年11月末現在で61.4%と過去最低だった前年同期より1.1ポイント増で、わずかながら回復した。
大卒予定者は、全国の大学、短大、専門学校107校の5840人を対象に調査した。男子学生は74.4%(前年同期比4.6ポイント減)、女子学生は72.4%(同1.2ポイント減)となっており、男子学生の落ち込みが目立っている。厚労省は「景気が上向きになっていることで求人はあるが、採用基準を厳しくして無理な採用はしない傾向が強まっている」と分析している。採用に関しては、早い時期に内定が出る学生と、長期化する学生の2極化の傾向も強まっており、同省は最終的な卒業時の内定率は前年(92.8%)並みになると見ている。
地域別では、関東地区が81.2%、近畿地区が73.5%なのに対し、中国・四国地区は54%、九州地区が65.5%と地域格差の拡大が目立っている。
一方、高校生の内定率は厚労省が学校、ハローワークを通じて調査。男子生徒が66.7%(前年同期比1.9ポイント増)、女子生徒は55.4%(同0.1ポイント減)となり、女子生徒の厳しさが目立つ。地域別では、北海道39.7%(前年同期比0.4ポイント増)、北九州50%(同0.4ポイント減)などが厳しい状況になっている。
栃木県内の普通高校の進路指導担当教諭は「以前なら高卒の女子生徒が就いていた仕事が、パート労働者に置き換えられている。大学生が高校生の代わりに採用されている例もある。就職希望の女子生徒の3分の1ぐらいが就職をあきらめざるを得ない状況だ」と話している。【東海林智】
[毎日新聞1月13日] ( 2004-01-13-19:52 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040114k0000m040068000c.html