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[ワシントン 9日 ロイター] 米労働省が発表した12月の雇用統計によると、非
農業部門雇用者数は1000人の増加(前月は4万3000人増)にとどまり、米景気回
復がまだ持続的な雇用の伸びに結びついていないことが示された。
ただ、失業率は5.7%で、前月の5.9%から低下した。エコノミスト予想は、
5.9%だった。
非農業部門雇用者数は12月まで5カ月連続で増加したものの、エコノミスト予想
(13万人増)をはるかに下回る結果となった。
背景には、小売りセクターの雇用者数が3万8000人減少したことがある。
不振が続く製造業でも雇用減少傾向に歯止めがかからず、雇用者数が2万6000人落
ち込んで41カ月連続の減少を記録した。一部のエコノミストは、最近のデータを基に、
製造業がようやく新たな雇用に乗り出すと予測していた。
12月の雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が1月27─28日に予定さ
れている次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を現行の低水準に据え置く
との観測が強まる見通し。
12月の米雇用統計に関する市場関係者のコメント
[ワシントン 9日 ロイター] 12月の米雇用統計に関する市場関係者のコメントは、以下の通り。
12月の非農業部門雇用者数は1000人増、失業率は5.7%。
エコノミストの予想は、非農業部門雇用者数が13万人増、失業率が5.9%だった。
◎エドガー・ピーターズ氏(パナゴラ・アセット・マネジメントの最高運用責任者):株価にとっては、明らかなマイナス材料だ。1000人の増加は、増加していないに等しい。良いニュースは、米連邦準備理事会(FRB)には当面、利上げの圧力がかからないという点だ。
◎ポール・チャーニー氏(スタンダード&プアーズのマーケットアナリスト):目先、株式に多少の利食い売りが出るかもしれないが、市場が値崩れを起こすことはないだろう。市場には勢いがあり、ドルに代わる通貨もないからだ。失望感を誘う内容だが、市場が混乱することはないだろう。