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戦後の日本政治をミスリードし続けてきたのが
朝日新聞であったという認識はかなり一般的になってきた。
ネット上にも数多くの「朝日叩き」のサイトや掲示板が存在し、
活発な発言が繰り広げられている一方で
朝日的な意見を表明する者はほとんど見られなくなっている。
もう少しもめるかと思われた自衛隊イラク派遣も
逆に本当にこれでいいのかと思えるほどあっさり決まり、
また、自民、民主両党が内容はやや違えどそれぞれ改憲を検討し、
国民の多数も改憲に前向きとなっている。
さらに、結果平等主義的な「ゆとりの教育」路線に対する批判も活発化するなど、
朝日新聞の煽動力はかなり落ちてきていると言ってよいだろう。
決定的だったのは彼らが「地上の楽園」と賛美しつづけた
北朝鮮による拉致事件が白日の下に晒されたことであり、
これにより「非武装中立」などというお題目が、
そういう無法国家を手助けするだけのものだったことも
国民の間の共通認識となった。
こうなれば、もはや朝日はほとんどレイムダック状態である。
これまで朝日と二人三脚でやってきた社会党のなれの果ての社民党は
衆議院で6議席まで減少し、土井たか子が選挙区で落選するなど、もはや風前の灯火だ。
今後は朝日の8百万部と言われる発行部数もジリ貧となり、
笑われるために存在するコメディアンのような存在となっていくだろう。
しかし、じゃあそれで日本が良くなったかと言えばどうだろうか。
今や、経済は不振を極め、株価はピークの4分の1まで下落、
国家財政も年金等の社会保健制度も破綻寸前、
自殺者数は3万人以上という高水準で推移するなど、
日本の国力の衰えは目を覆うばかりだ。
せっかく朝日の影響力が低下してきたにもかかわらず、
なぜ、こうなってしまったのだろうか?
それは朝日自体の影響力が落ちてきたとはいっても、
それに取って代わって大きな影響力を獲得したのが
日経新聞という朝日と全く同様の左翼カルト世代的なメンタリティを
持った新聞であったことが、大きな要因となっていると考えている。
日経の発行部数は3百万部弱。朝日の半分以下である。
しかし、政策決定に影響力のある政治家、官僚、
エコノミスト、一部学者等への影響力は今や朝日を上回っており、
テレビ報道も日経の論調に沿って行われることが多いように思う。
確かに、表面的にはマルクス主義的な味付けの朝日新聞と
アングロサクソン追随型の日経新聞は違うようにも見える。
しかし、その根っこにある破壊や混乱への指向、
真面目にやっている人が困ると嬉しいという無責任さ、
安直な反政府の姿勢と、それと表裏一体をなす政府への依存心など、
左翼カルト世代に多く見られるそれらの特性において
日経は朝日と全く同じであると言わざるを得ない。
そして、この数年そんな日経の主張に沿って
経済運営をやってきた結果がまさに今日の惨状である。
「不良債権処理」の強行を筆頭とする破壊のための破壊政策、
また、それを取り繕うための「産業再生機構」の設立等の一連の社会主義的政策など、
日経が喜ぶ政策を並べれば、先に述べた彼らの特性が一目瞭然だ。
一方、野党についても、かつての社会党が朝日の主張をベースとしていたのと同様、
今の民主党は日経の主張をベースとしており、いずれにしても全く期待が持てない。
残念ながら、そんな日経主導の政治状況に対し、
危機感を表明する声はまだ決して大きくなってはいない。
しかし、日本をミスリードする影響力という点では
今や、朝日よりも日経の方が余程危険な存在である。
この点が広く認識され「朝日叩き」以上に「日経叩き」の風潮が広まって行くことこそが、
日本が復活するための重要なポイントであると信じている。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwhh1899/index.htm