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今年から、メキシコ政府が自由貿易協定(FTA)を結んだ国に限って、自動車の輸入関税を撤廃することを決め、FTAを締結していない韓国製自動車のメキシコ輸出が事実上、封鎖されるようになった。
外交通商部は9日、「メキシコ政府が今月1日から自動車市場の全面開放に伴い、FTA未締結国の自動車に対する関税を50%に引き上げた」と明らかにした。
これはメキシコとFTAを結んでいない韓国としては、米州3位の自動車市場であるメキシコへの輸出が事実上不可能であることを意味する。
欧州連合(EU)、米国、カナダなど32カ国とFTAを締結しているメキシコは、自動車市場の全面開放に伴い、米国やカナダ製自動車の関税を今年から撤廃し、EU製自動車の関税は2007年から完全に免除する方針だ。ブラジルやアルゼンチンも関税なしで自動車を輸出できるようになった。
反面、韓国などFTA未締結国の自動車に対する輸入関税は今月1日から従来の20%から50%に上昇した。
KOTRA・海外調査チームのチャ・ジョンデ次長は「メキシコが日本とFTAを結ぶと、韓国の自動車は袋小路に追い込まれることになる」とし、「人口1億人の巨大な消費市場を奪われる危機に陥っている」とした。
現在、メキシコと日本のFTA交渉は大詰めの段階を迎えているが、韓・メキシコのFTA交渉は全面中断された状態だ。
メキシコは年間180万台を生産する世界9位の自動車生産国で、年間の内需市場は100万台前後だ。輸入車の比重が60%に上るほど、巨大な輸入車市場だが、韓国としては市場全面開放の恩恵を受けることができない見通しだ。
韓国自動車工業協会の金ソリム理事は「メキシコ市場の所得水準が高くなり、重要な未来市場として挙げられているが、韓国の自動車輸出が大きな打撃を被ることになった」とした。
メキシコはこれまで、自動車産業育成政策の一環としてメキシコに進出している外国系自動車メーカーに対してのみ、自動車の輸入販売権を与える輸入クォータ制を運用してきた。
これにより現代(ヒョンデ)自動車はダイムラー・クライスラーを通じ、メキシコにアトス、ポーターを間接的に輸出してきた。GM大宇(テウ)もマティズをGMブランドとして販売中だ。2002年のアトス販売量は2万8000台余だった。
チェ・ウソク記者 wschoi@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/09/20040109000053.html