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リップルウッド1兆円超ボロ設け…新生銀2月上場 --- 長銀破たんから5年、売り出し価格1000円以上
「上場益1兆円」の野望がついに実現−。新生銀行は8日までに、2月19日を予定日として東京証券取引所に株式を上場する方針を固めた。一時国有化された銀行が再上場するのは初めて。
同行は平成10年10月に経営破綻し、一時国有化された日本長期信用銀行をわずか10億円で買い取って設立。米投資会社リップルウッド・ホールディングスが経営権を握り、経営再建を進めていた。
売り出し株式数は発行済み株式の30−50%に相当する3億−4億株程度となる見込み。売り出し価格は未定だが、市場関係者には「1株当たり1000円以上」との見方があり、売却額は数千億から1兆円に上るとみられる。
破綻から5年、新生銀は国に劣化した債権を買い取らせる「瑕疵(かし)担保条項」の特約をフルに行使。行使実績は昨年5月までに累計321社、1兆1702億円に達する。融資先へ強硬な貸し剥(は)がしを迫り、そごうやマイカル、ライフ、第一ホテルなど大企業を次々と破綻に追い込んだ。
「生殺与奪の権利を最大限に利用し、融資先が破綻しても国が肩代わりしてくれるから、自分は無傷。だから強引な取りたてが可能で、“濡れ手でアワ”の再上場」(大手銀関係者)など恨み節も聞かれた。
一方、投資銀行業務や個人取引業務に力を入れ、収益力を強化。平成15年9月中間決算では最終利益が318億円となり、経営立て直しが進んできたことを示していた。
ZAKZAK 2004/01/08