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科学技術による貿易振興策に関して6日、全国的な作業会議が北京で開催された。国務院の呉儀副総理は席上で、科学技術による貿易振興策に新たな意義を持たせるための方針として、(1)技術導入の拡大と、独自の革新能力の全面的強化を並行する(2)ハイテク製品の輸出促進と、従来型産業の技術的価値や付加価値の向上を並行する――の2点を強調した。
呉副総理のスピーチの主な内容は次の通り。
科学技術による貿易振興の戦略の実施から5年間、海外から導入された技術の総額は752億ドルに上る。一方、2003年のハイテク製品輸出額は約1100億ドルで、輸出全体の成長率を20ポイント余り上回るペースで増加した。ハイテク製品が輸出全体に占める割合も、1998年の11%から約25%にまで急増している。科学技術による貿易振興の戦略が、輸出の急増や中国製品の国際競争力強化を促した結果、ハイテク製品の輸出増が機電製品の輸出増を促し、機電製品の輸出増が輸出額全体を押し上げる新たな局面が生まれている。
科学技術による貿易振興の戦略の実施に当たっては、次の点が必要になる。
1 重点とすべき企業を把握し、ブランド力のある製品を育成し、知的財産権や国際的知名度を備えたオリジナル製品を作り出す。
2 既存のハイテク製品輸出基地の整備・充実に努めると同時に、研究開発能力・製品の競争力・情報の伝達システム・体制の柔軟性・人材の豊富さなどで優位性を持つハイテク産業基地を若干数選び、国際市場への参入を重点的にバックアップする。優れたビジネスモデルを提示することで、産業全体への波及効果をねらう。
3 電子・情報分野などハイテク産業の中国シフトが加速しているチャンスを捉え、ワンランク上の産業規模、優位点、競争力を備えたハイテク産業群の形成を急ぐ。
4 国際的な技術協力や人材育成、技術開発を強化するとともに、引き続き海外の進んだ技術や、重要な設備、ハイテク人材の導入に努める。条件の整った企業に対しては、海外での研究開発センター設立を奨励し、海外の知的資源、ハイテク情報、ハイテク環境の利用を通した中国の技術革新を加速させる。(編集KS)
「人民網日本語版」2004年1月7日
http://j.peopledaily.com.cn/2004/01/07/jp20040107_35644.html