現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産32 > 549.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
来秋に1000円、5000円、1万円の新紙幣が登場するのを前に、両替機など貨幣処理機のメーカーが“新札特需”にわいている。新紙幣の登場は当初予定の来年7月からずれ込んだが、各社とも影響はほとんどないといい、24時間フル稼働体制で臨んでいる。
硬貨・紙幣処理機でトップシェアを持つグローリー工業は、今年は27日まで姫路工場(兵庫県姫路市)で通常の3倍以上の約800人体制でフル生産を続けた。人手は、総務、人事などの間接部門を駆り出したり、臨時雇用で補っている。取り壊す予定だった旧工場も活用して急きょ設備を増強したり、事務所にも機械を持ち込んで、新札対応の紙幣識別装置付きの両替機や紙幣計算機を製造している。
従来機の改造ではなく、買い替えの注文が予想より多く、同社は「来年4月ごろまで生産のピークは続く。当初、3年間で約500億円とみていた売り上げ増加分は、約850億円まで膨らみそうだ」と、予想以上の特需ににんまり。
銀行向けATM(現金自動受払機)で最大手の沖電気工業は、02年12月から、いち早く新型機を出荷している。新型機は、紙幣を識別するためのソフトを入れ替えれば、新札に対応できる。今年度は約270億円の売り上げ増を見込む。同社は「生産ラインはフル稼働だが、発行が遅れることで多少余裕ができた。ソフト以外の部分を前倒しで準備している」と話す。
また、切符券売機で40〜45%の最大シェアを持つオムロンも受注は好調で、今年度は150億円の特需効果を見込んでいる。【松久英子】
[毎日新聞12月27日] ( 2003-12-27-17:58 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20031228k0000m020015000c.html