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みずほフィナンシャルグループは国から注入を受けた公的資金のうち二千億円超を今年度内に返済する方針だ。一九九八年三月に注入された劣後債二千億円を中心に、その後の劣後債での注入分についても一部返済を検討する。不良債権への財務対応に一応のメドがつき、今期の黒字転換がほぼ確実になってきたため、資本の質を改善する。
みずほグループの旧富士銀行、旧第一勧業銀行、旧日本興業銀行には九八年三月と九九年三月に計二兆七千九百九十億円の公的資金が注入された。このうち劣後債で注入された公的資金は八千五百億円あり、今回は支払い金利が高い部分を優先的に返済する。年明け後に金融庁と協議を始める。
みずほグループの九月末の自己資本比率は一〇・六三%。自己資本は資本金などの中核的自己資本(Tier1)と劣後債などの補完的自己資本(Tier2)で構成され、補完的自己資本は中核的自己資本以上には自己資本に算入できない。みずほは補完的自己資本が余剰になっており、劣後債部分の公的資金を返済しても同比率は低下しない。