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【ニューヨーク=豊福浩】米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は10日、粉飾決算の民事制裁金として1億2500万ドルを米政府に支払うことで連邦住宅公社監督局(OFHEO)と合意した。監督局は「不適切な会計操作が横行していた」とする調査結果を同日公表し、公社の事業拡大を一定期間制限する考えを示した。
今年6月の粉飾発覚以降、調査を進めてきた監督局は185ページに上る報告書を公表。このなかで同公社は「会計原則や基本的な情報開示をすべて無視していた」と強く非難した。
同公社は2000―02年にかけて500億ドル(約5兆5000億円)規模で利益水準をごまかしていたことを認めている。監督局は「経営陣の報酬が一株利益の達成状況に関係していた」ことが、組織的な会計操作の背景にあるとの認識を示した。不祥事を踏まえ、監督局は保有資産の拡大抑制や有事に備えた資本の積み増しを公社側に求める意向。公社側は当局が指摘した過ちについて否定も肯定もしていない。ただ、調査結果については「異なる認識を強く持っている」と不満を示した。 (13:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20031211AT2M1100V11122003.html