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【中国】6行が不良債権率90%超、中国の外資銀行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000037-nna-int
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席によると、中国国内の外資系銀行の うち、不良債権率が90%以上の金融機関が6行、50%以上が12行あることが分かった。4大国有商業銀行の不良債権率が問題になっているが、外資銀行の弱点を指摘することで、地場銀行の相対的優位性を強調したともいえそうだ。4日付経済日報が伝えた。
今年10月末時点での中国国内に進出している外資系銀行は62行。19の国と地域の金融機関が中国で営業活動を行っている。このうち、営業拠点となる支店などの数は191カ所となっている。また、このほかに211カ所の外資銀行の駐在員事務所があるとしている。
■平均は大きく改善、4.09%
銀監会によると、今年10月末の中国国内の外資銀行の不良債権率の平均は4.09%。昨年同期が7.22%だったのに比べると、3ポイント以上と大きく低下している。ただ、6行が不良債権率率90%以上となっているほか、19行が20%以上に達しているという。
原因として劉主席は◇1997年の金融危機の影響を現在も受けている◇融資額の規模が比較的小さく、小額の焦げ付きでも不良債権率が高くなる◇外資銀行自身のリスク管理上の問題がある――と指摘している。劉主席は不良債権率の高い銀行に対しては今後、資産の質向上、融資額の損失準備金を準備するよう求めていくとしている。
10月末の外資銀行の中国での総資産額は472億7,000万米ドルに上り、昨年同期比で29.7%の増加となっている。融資総額は16%増の216億1,000万米ドル。このうち、外貨融資残高は163億1,300万米ドルとなり、全金融機関の13%を占めるまでになっている。
■外貨業務、融資額のシェアは低下
全体的に好調に推移している外資系銀行だが、外貨融資業務の全金融機関に占めるシェアは01年の15%から昨年には13.5%と下落。中国の銀行業の総資産の中い占める割合も1.8%から1.4%まで下がっている。劉主席は「中国国内の地場銀行のサービスの質と営業戦略が向上しているため」と説明。“強い地場銀行”を強調してみせた。
また、劉主席は、ある米国の銀行の北京と上海の駐在員事務所が最近、禁止されている営業活動を行い、すでに処分を受けていることも明らかにし、外資系銀行に法律を守る必要性を指摘した。
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[12月5日10時33分更新]