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<道路公団民営化>最終報告無視したら辞任 田中委員長代理
政府の道路関係4公団民営化推進委員会の田中一昭委員長代理は2日、今月中旬にも決まる見込みの公団民営化の枠組みが同委の最終報告を無視した内容となった場合、委員を辞任するとの文書を小泉純一郎首相に提出した。松田昌史、川本裕子の両委員も同調する考えを示しており、昨年12月の最終報告時の意見対立で今井敬委員長が辞任したのに続き、今度は委員長代理らが首相に「辞任予告」を突きつける異常事態となった。
田中氏は同委メンバーが招かれた首相官邸での会食の席上、首相に文書を手渡し、最終報告で示した案の採用を直訴した。首相は「おれと何年付き合ってるんだ。信じてくれよ」と答えたという。
道路公団改革をめぐっては国土交通省が、同委の意見に沿って債務返済を優先する新規建設慎重案のほか、料金収入の一部を直接投入する促進案、民営化後の新会社が借入金で建設する中間案を提示している。【田中成之】(毎日新聞)
[12月2日22時43分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000090-mai-pol