現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産32 > 249.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 韓国企業に進出呼び掛け 東大阪市長がセールス(共同通信) 投稿者 小耳 日時 2003 年 12 月 02 日 19:02:31)
ハックキミサワ 中国企業と製薬メーカーに出資 ドラッグストアのメーカー資本参加第一弾
http://www.furunosystems.co.jp/it_news/news_03_09_6.html
中国最大手製薬メーカーの「三九企業集団」と、同社と業務提携をしているハックキミサワは、富山県に本社を置く中堅製薬メーカー、東亜製薬への資本参加に合意したことを発表した。
東亜製薬は、業務拡大をはかって120〜150%の増資を予定しており、増資部分を三九企業集団の「三九本草坊医薬」とハックキミサワが引き受ける。三九企業集団が予定している増資引き受け後の持ち株比率は51〜55%で、東亜製薬は三九企業集団の子会社となる。ハックキミサワの出資比率は5%程度になるようだ。
三九企業集団は2002年11月より、自社ブランドの漢方系サプリメントを日本で販売していたが、今回の提携を機に、本格的な日本進出をはかる。
「当社は、日本進出を3段階で考えています。まず1段階目が自社ブランドの漢方系サプリメントの販売、2段階目が漢方系OTC、3段階目が医療用医薬品です。OTCは日本で一から始めるには、多段階での申請がいるなど時間がかかります。そこで東亜製薬との資本提携のもと、事業展開を図ることにしました。今回の主な目的はOTCの製造・販売ですが、将来は医 療用医薬品の製造・販売を行うことも考えています」(三九企業集団)。
三九企業集団の取り扱う生薬は、中国でも品質評価が高い。今後は東亜製薬に漢方薬製造のノウハウを提供するとともに、自社ブランド商品を製造していくことになる。現在、東亜製薬がもっている約130種類のOTCは、この秋にも三九ブランドとして販売する予定だという。
東亜製薬は、中国・東南アジアに進出する際に、三九企業集団のネットワークを利用する。
一方、ハックキミサワは、両社製品の販売と「新商品が日本のニーズに適しているか、市場の 情報提供や小売業としての立場からアドバイスを行う」(ハックキミサワ)という。
同社は現在、店頭に置いている三九ブランドの漢方系サプリメントが好調なため、これから出る新商品も「他社との差別化になる」(同)と、大きな期待を寄せている。
そもそも三九企業集団が、業務提携の相手にハックキミサワを選んだのは、単に企業理念・メリットが一致したという理由だけではない。ハックキミサワが参加している「イオン・ウエルシア・ストアーズ」での事業展開が、大きな目的となっているという。
「イオン・ウエルシア・ストアーズは日本最大のドラッグストアグループ。いずれは同グループの参加企業に、三九ブランドのOTCを扱っていただきたいという希望があります。さらに、将来、医療用医薬品を出したときにも、ウエルシアのグループの調剤室等は魅力ある存在といえるでしょう」(三九企業集団)。
仮にそうなれば、イオン・ウエルシア・ストアーズにとっても、中国での新たな事業展開につながる可能性が生まれることになる。グループが、いずれは中国まで拡大することも十分あり 得る話だろう。
実は、今回のようなドラッグストアによる製薬メーカーへの資本参加は、今後も他のドラッグストアで起こりそうな気配だ。
ドラッグストア最大手のマツモトキヨシは、詳細を明かさないながらも、「(製薬企業との)提携を考えているのは事実」と否定してはいない。
医薬業界のなかでも「大手小売業が、地方の中小製薬メーカーを買収することは十分に考えられる。そうなればPBをつくるうえでも大きなコスト削減が図られるだろう」(大手医薬品卸企業)という意見があるようだ。
セルフメディケーションに対する気運が高まるなか、ドラッグストア業界における製薬メーカーとの協力態勢は、今後も促進される可能性が高い。再編の足音が製販双方に及び始めた。
チェーンストアエイジ 8月1日・15日合併号
http://www.diamond-friedman.co.jp/