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(回答先: 公的資金注入報道は憶測に基づくもの=あしぎんFG [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 28 日 18:17:31)
大幅な自己資本不足に陥っているとみられる有力地方銀行、足利銀行(本店・宇都宮市)の経営問題で、政府は28日、預金保険法102条を発動して30日にも小泉首相を議長とする金融危機対応会議を開き、足銀に対する公的資金の注入を正式決定する方針を固めた。
日本銀行も30日に臨時政策委員会を開いて、足銀への特別融資などで資金繰りを全面支援する方針を決める見通しだ。政府・日銀一体で金融危機の未然防止に取り組む。足銀の預金は全額保護する。
ただ、栃木県など地域の信用秩序に混乱が生じた場合などは、金融危機対応会議の開催が前倒しされる可能性も残されている。
足銀の2003年3月期末の自己資本比率は4・54%だったが、金融庁検査で債務超過だったことが判明した。金融庁は27日に検査結果を足銀へ通知するとともに、銀行法24条に基づき、検査結果を反映させた9月中間決算をまとめ、報告するよう求めている。
足銀は中央青山監査法人と中間決算の確定を急いでおり、29日にも金融庁に報告する。金融庁は決算報告を精査するが、足銀の自己資本不足の状況は大きく変わらないとみている。
(2003/11/29/06:59 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20031129i101.htm