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11月27日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーで、スペイン中央銀行のハイメ・カルアナ総裁は27日、同国議会で演説し、ユーロ圏の経済成長、インフレ、財政赤字などについて以下の通りコメントした。
「世界の景気環境や信頼感指数、金融市場の示す方向についての最新情報は、景気回復が一段と進んでいることを裏付けた」
「それにもかかわらずユーロ圏は、世界の景気回復と比べ、進ちょくが遅い」
「質的で景況感を示すさまざまな指数は一般的に、企業と欧州消費者の間に広まっている多大な楽観論を反映している。それゆえ、われわれは2004年の初めに景気回復が強まり、拡大すると期待している」
「ユーロ圏の回復は、マクロ経済の顕著な不均衡さを持たずに、良好な金融状態で拡大が始まっている。しかしながら、この通貨統合圏での回復の遅れをもたらし、回復の強さを抑える可能性のある多様な要因が存在する。こうした要因のなかで、われわれが言及しなくてはならないのは、ユーロの急激な上昇と、財政調整が終っていない可能性、不確定要素が雇用に与え得る影響、国家財政が消費者支出に影響を与える可能性などだ」
「これに関連し、一部の国での財政政策の対応の仕方に重要な懸念要因があることは明白で、成長が最も強い時期に十分に強化を進めなかったことや、公的赤字を規定の上限内に収めることができなかったところでみられる」
「低成長にもかかわらず、ユーロ圏のインフレは一定の持続性を示した。それは食品価格動向や幾つかの国で導入された間接税の増加が背景にあり、2004年の公的赤字につながる可能性がある」
Last Updated: November 27, 2003 06:41 EST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=ayYDOEYJsRlY&refer=top_kaigai