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日銀は27日、2003年度上期の財務諸表を発表した。債券相場の下落や円高で手持ちの国債や外貨建て資産の評価損が拡大し、最終損益(剰余金)は1126億円の赤字となった。最終赤字は円が急上昇した1971年度下期以来31年半ぶり二度目。今年度通期でも赤字となれば、国庫納付金はゼロになる。自己資本比率は7.38%に下がった。
赤字の主因は3月末以降の国債相場の下落(金利上昇)。91兆円の保有国債について、7937億円の評価損を計上した。外貨や外債でも円がドルに対し上がったため1424億円の損失が生じた。
昨年末に始めた銀行保有株式の購入では、買い取り後の株価上昇で含み益が3046億円に達したものの、取得価格で会計処理するため損益には表れていない。
この結果、経常損益は前年同期の2881億円の黒字から1958億円の赤字に転落。債券や外為の損失を穴埋めするための引当金取り崩しを見送り、最終損益でも1000億円超の赤字となった。 (21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031127AT1F2701J27112003.html