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【ワシントン=広瀬英治】米連邦準備制度理事会(FRB)は26日、「アメリカ経済は、10月から11月初めにかけて、拡大が続いた」と分析した地区連銀景況報告(ベージュ・ブック)を発表した。
経済成長のペースには地域差があるとしたが、全米12の連邦準備銀行(地区連銀)のほとんどが「多くの産業で成長がみられる」と指摘した。報告は、消費支出が引き続き力強く、製造業の活動も強まっているとの見方を示した。
雇用についても、緩やかに拡大するか、安定しているとの見方を示した。ただ、製造業では「ほとんど雇用の伸びが見られない」とするなど、慎重な見方もあった。
報告は、FRBが12月9日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の資料になる。市場の大勢は、政策金利が現行の年1・0%で据え置かれると見ている。
(2003/11/27/12:33 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20031127ib06.htm