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貸出金の減少が続いている。大手銀行七グループが25日発表した2003年9月中間期決算によると、総貸出残高は合算で255兆円と今年3月末より3.5%減少した。資金需要が低迷しているうえ、不良債権処理を進めたためだ。大手各行は中小企業向け融資の拡大を目指しているが、貸出業務の縮小は収益力回復の足かせになっている。
三井住友とUFJは今中間期に総貸出残高が2兆円以上減った。西川善文・三井住友フィナンシャルグループ社長は「企業側で有利子負債圧縮の動きが進むなど資金需要が依然として出てこない」と説明した。UFJも「中小企業向けが厳しい」としている。みずほは不良債権処理などを加速したため同期比1兆3000億円の減少となった。これに対し、東京三菱は海外向け融資を減らしたものの、国内向け融資の拡大に力を入れたため、減少額は2500億円にとどまった。収益につながる貸出金の利ザヤ改善も思うように進んでいない。「貸出先の確保を優先したため利ザヤはなかなか改善しない」(UFJ)という。 (07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031126AT1F2501J25112003.html