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【ニューヨーク=北山文裕】米住宅金融2位のフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)は21日、2001年の決算で、利益を約10億ドル(約1100億円)かさ上げして、計上していたと発表した。
また、2000年、2002年には合計約55億ドル(約6000億円)の利益を少なく計上していた。2000年以前の会計操作と合わせて、フレディマックは、実際より合計約50億ドル(約5500億円)の利益を実際より少なく計上していた。
2001年の利益を実際より多く計上していたのは、デリバティブ(金融派生商品)の損失計上を怠ったためとしている。一方で利益の過少計上は、年ごとの利益変動を小さく見せかけ、将来の収益目標を達成しやすくする意図で行われていた。
(2003/11/22/12:22 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20031122i104.htm