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ソニー銀など新規3行、中間決算で赤字縮小
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20031117ib24.htm
異業種から新規参入した4銀行の9月中間決算(単独ベース)が17日、出そろった。
新規参入組で初めて税引き後黒字を計上したイトーヨーカ堂グループのアイワイバンク銀行を除く、「ネット専業銀行」のソニー銀行、ジャパンネット銀行、イーバンク銀行の3行は赤字が続いている。しかし、利用者の急拡大でいずれも赤字幅は縮小しており、黒字化も視野に入ってきた。
コンビニエンスストアに設置した現金自動預け払い機(ATM)の利用が好調なアイワイバンク銀は、2004年3月期通期の決算も11億円の税引き後利益を見込んでいる。実現すれば、新規参入銀が銀行免許を受ける際に条件とされた「営業開始後3年以内の黒字化」を、唯一達成することになる。
ネット専業銀行では、ソニー銀行が、住宅ローンの融資残高を目標以上に伸ばすなどした結果、資金運用益が膨らみ、税引き後利益は5億円の赤字と、前年同期の22億円の赤字から改善した。
ジャパンネット銀行も、個人向けの小口融資の残高や振り込み件数が順調に増えて、売上高にあたる経常収益がほぼ倍増し、税引き後利益の赤字も縮小した。イーバンク銀行も、税引き後利益の赤字を縮小しており、3行とも、ネット取引はさらに拡大するとし、2004年度以降の黒字化を目指す考えだ。
ただ、大手銀行が個人向けサービス強化の一環としてネット取引の拡大を進めているため、競争が激化するのは必至だ。UFJ銀行が24時間稼働のATM拠点を 今年から300か所以上に増やすなどすれば、アイワイバンク銀の強みも薄れる可能性があり、新規参入銀行が順調に業績を伸ばせるかどうかは不透明だ。
◆ネット専業銀行=インターネットを通して買い物代金の決済や振り込みなどを行う銀行。原則としていつでも自宅などで利用できる利点があり、利用者が増えている。店舗網を持たずに人件費や運営費を抑え、金利や手数料などを既存の銀行より有利に設定するケースが多い。
新規参入組4銀行の9月中間決算(単独ベース)
銀行名 経常収益 税引後利益 営業開始時間
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アイワイバンク 121(174.1) 1(▼52) 2001年5月
ソニー銀行 40(77.6) ▼5(▼22) 2001年6月
ジャパンネット銀行 33(97.6) ▼10(▼14) 2000年10月
イーバンク 5(510.8) ▼20(▼24) 2001年7月
(2003/11/17/23:40 読売新聞)