現在地 HOME > 掲示板
> 国家破産３１ > 680.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 国家破産３１ > 680.html
★阿修羅♪
|
|
簡保新商品認可を許すな
小泉は本当に｢郵政民営化｣をやる気があるのか？
2003/11/16
郵政公社の簡易保険の新商品が認可されたという。
今日に始まった話ではないが、
毎年１兆円近い税金等の免除という実質的な補助金や、
保証料の見合いのない国家保証を得て運営されている郵政公社が
それを武器に民間企業の市場を奪うという行為は
決して許されるべきことではない。
当然、外資を含む保険会社は「民業圧迫」と猛反発しているという。
しかし、どんなに非難されようが、彼らはこれまでも、
政治力を武器にこのような犯罪的な行為を繰り返し、肥大化してきたのだ。
何を言われてもいまさら、何も感じないだろう。｢蛙の面に小便｣という奴だ。
今回のことが、従来と違うのは「官から民へ」をスローガンとし、
郵政民営化を掲げる小泉内閣の下で行われたということだ。
小泉は郵政公社発足前に郵政公社への課税や、国家保証の対価の徴収が
検討された時にもなんらリーダーシップを発揮しなかった。
今回にしても、小泉はストップを掛けられる立場にいた。
しかし、なんらアクションをおこさず、
そのまま郵政公社の言い分が通る結果となった。
そもそも、小泉は本当に郵政民営化をやる気があるのだろうか？
最近の彼を見ていると、改革、改革と叫んで政権を維持することだけを
目的にやっているようにしか見えない。
言うまでもなく、｢郵政民営化｣はまさに「構造改革」の「本丸」である。
資本主義国では例を見ない巨大な国営金融機関として
民業を圧迫していることはもちろん、
その資金が非効率な数多くの特殊法人を支えていること、
さらにはその利権を世襲する特定郵便局長達が
自民党の最大の集票マシーンとして機能していることを見れば、
ここに手をつけない「構造改革」など、その名に値しないことは明白だ。
しかし、小泉がこの２年半やってきたことといえば、
効果がないか、もしくは有害だが、政治的には容易だという項目ばかりで、
あれだけ言っていた｢郵政民営化｣には真剣に取り組んだ跡が見えない。
それで「改革が進んでいる」などとはデタラメもいい加減にして欲しい。
今回、麻生総務大臣は
「民営化する以上、きちんとした経営内容で引き渡すのが公社経営者の責任」
と言ったという。
これ自体は正論であるが、それならば、確実な民営化とのバーターであるべきだ。
いまだ彼らが族議員を動員して民営化に抵抗している中で、
民営化は頓挫して、公社の肥大化だけが進むという可能性が極めて高い。
ただ、救いがあるとすれば、今回の件を通じて、
米国や欧州からも郵政公社に対するブーイングの声が上がり、
郵政問題が日米協議の課題にも挙がってきていることだ。
従来郵政のドンと言われた野中は引退し、郵政族の鉄砲玉である荒井広幸も落選、
また、総務大臣も一応建前では郵政民営化に賛成している中で、
海外からの圧力が加わることは一定の効果があるだろう。
そういう意味では、国営郵政という日本の宿痾を取り除き、
郵政民営化を断行するための環境は逆に整ったということもできる。
もし、そこまでの深慮遠謀が小泉にあったのであれば、
今回の行動は理解できないものではない。
その点に関してはいまだ小泉の真意はわからない。
この２年半小泉の浅薄さばかりを見せ付けられてきたことから、
どうせ、族議員と事を構えるのがイヤで逃げたんだろうとも思える。
いずれにしても、｢構造改革｣の本丸である｢郵政民営化｣へ向けて
小泉が本当にやる気があるのか否かを監視しつづけていきたい。
**************************************************************
[年賀状ボイコットキャンペーン]
今年も｢年賀状ボイコットキャンペーン｣を行いたいと思います。
次のことについてご協力お願いします。
① 年賀状は出さない。
② どうしても出さざるを得ない人は枚数を半分にする。
③ その場合も７桁郵便番号は書かない。
④ 当然、寄付金付年賀状は絶対買わない。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwhh1899/index.htm
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。