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(回答先: 東京都、新銀行設立で仏のパリバ信託銀行買収へ 読売【へえ〜】 投稿者 小耳 日時 2003 年 11 月 14 日 18:01:08)
石原都知事、ＢＮＰパリバ信託銀の買収表明―実現に向け戦略転換(３) (ブルームバーグ)
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=14bloombergto1123275&cat=10
（第３段落に一部表現、第４、５段落を追加します）
11月14日（ブルームバーグ）：東京都の石原慎太郎知事は14日午後の定例記者会見で、中小企業金融対策のための新銀行構想について「既存の銀行の買収を考えている」とし、フランス最大手の金融グループ「ビー・エヌ・ピー（ＢＮＰ）・パリバ」の日本法人の１つ、ＢＮＰパリバ信託銀行（東京都千代田区）を買収することで「現在、交渉中。うまくいくと思う」と述べた。
石原都知事は当初、内外の金融機関から出資金を集め、新たに銀行を設立する意向だったが、規模の縮小を図っていた複数の外資系に白羽の矢を立て、銀行を丸ごと買収する戦略に転換した。これによって、一時は、早期設立が危ぶまれていた“石原銀行”が実現に向け、大きく動き出したことになる。
「最初からつくると手間がかかる」
石原知事は、外資系銀行を買収する方針に転換したことについて、「銀行を最初からつくると手間がかかるため」などと説明した。今後、「資産状況を精査したうえで、価格を決定するつもり」という。また、石原知事は、同行を選んだ理由について、１）規模として手ごろ、２）外資系のため透明度が高い、３）信託銀行の資格がある――などの点を挙げた。
ＢＮＰパリバ信託銀の設立は1999年、資本金は53億円。個人の裕福層をターゲットにプライベートバンキング部門に注力して営業を行ってきた。その後、規模を縮小し、現時点での従業員数は14人。しかし、同行広報担当の松崎均氏によると、リテールネットワークを持っていない同行にとって、富裕層向けビジネスを展開するのは「知名度なしには難しかった」という。
ただ、松崎氏は「（東京都と）交渉中であることは認めるが、実際に売却するかどうかは条件次第で、まだ、未定だ」とも述べた。
地銀の上位を目指す
石原知事は今年５月、再選の際に公約していた東京都主体で設立する銀行構想を発表。中小企業向け融資を中核事業として、来年度中の営業開始を目指すとしていた。巨大な個人金融資産を、有効活用し、優秀な中小企業が持てる力を十分に発揮できるようにするのが狙いだった。
当時の発表内容によると、新銀行の資本金は2000億円。内外の金融機関から出資を仰ぐ予定で、半分は東京都が出資するとしていた。運用資産（資金量）は５兆円程度と、地方銀行の上位クラスの規模を目指すとしていた。また、無担保による中小企業融資も行う。新銀行のＩＣカードは、ＪＲ東日本、都営地下鉄、イトーヨーカ堂グループ、ＪＣＢ、日本信販、ＮＴＴなどと統一化し、預金者の利便性を向上させていく方針としていた。
その際、石原知事は、外資系金融機関との提携も視野に入れていると表明、ＪＰモルガン、ＢＮＰパリバ、ＡＩＧの名前を挙げ、安全で有利な金融商品を顧客に提供していくとして
いた。
読売新聞（電子版）は同日午後、買収価格は30億円前後の見通しで、都では同行の全株式を取得後、金融庁に行名変更の手続きを行い、来年度中に開業する、と報じた。同行は2001年末に日本国内からの撤退を決め、現在、営業規模を縮小中。同行では売却前に、資本金の一部を取り崩して債務の償却に充てる模様で、最終的な買収価格は30億円前後とみられているという。
[ 2003年11月14日16時51分 ]
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