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S&P、フォードを「投資不適格債」手前まで格下げ
【ニューヨーク=藤田和明】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、米フォード・モーターの長期債務格付けを「トリプルB」から「トリプルBマイナス」に一段階引き下げたと発表した。投資適格としては最低位で、「投機的」まであと一段階となった。投資格付けの見通しについては「安定的」としている。
格下げの理由は「損益および現金収支(キャッシュフロー)の低迷」。北米市場では収益源のSUV市場で、現地生産化を加速する日本勢などにシェアを奪われ、苦戦が続く欧州ではさらなる事業再構築が必要としている。1990年代に積極投資したアジア太平洋でも目立った収益を上げていないという。
今後については、2年間以上、収益や現金収支にめざましい改善を望めなくても、「手元資金を厚めに維持する限りは、危機感を持つ必要はない」という。フォード債は金融子会社分を含めて総額1800億ドルに達し、発行量が非常に多い代表的な銘柄で、幅広い投資家が保有している。 (09:45)