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(回答先: <三菱化学>三菱ウェルファーマのTOB実施へ 投稿者 小耳 日時 2003 年 11 月 12 日 20:18:35)
三菱化学:三菱ウェルの持ち株比率を60%まで引き上げ-TOBで(2) (ブルームバーグ)
(第2-3段落にTOBの目的、中見出し以降に武田薬のコメントを追加します)
11月12日(ブルームバーグ):化学メーカー大手の三菱化学は12日、同社の医薬品部門である三菱ウェルファーマに対して、株式公開買い付け(TOB)を行い、持ち株比率を現在の45.08%から60.00%に引き上げると発表した。TOBに要する資金は約580億円。TOB終了 後に三菱ウェルは三菱化の子会社となる見込みだが、上場は維持する。
三菱ウェルはこれまで、証券取引法に基づく三菱化の実質支配基準上の連結子会社と位置 付けられてきた。このため三菱化出身の取締役を過半数にする必要があった。 今回、三菱化が三菱ウェルにTOBを実施して最大60%の株式を所有できれば、商法に基づく形式支配基準を満たすことができ、社外取締役の招へいなどでも取締役比率の制限を受けることなく、三菱ウェルが適任者を得ることができる。このため三菱ウェルは、同日発表の報道資料のなかで「コーポレートガバナンス強化の観点からもより柔軟な対応が可能」だと指摘している。
TOB実施期間は今月13日から12月16日までの34日間で、TOB価格は1株当たり840円としている。TOB価格は12日終値の643円に比べて31%高い水準だが、ディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)分析や、株価の推移などを勘案して決定しており妥当だとしている。
買い付け予定の普通株式数は6840万株で、発行済み株式総数の14.92%に相当する。TOBにかかわる代理人は日興シティグループ証券と日興コーディアル証券が務める。
7.18%を所有する武田薬の動向
三菱ウェル株の7.18%を所有する武田薬品工業は同日、三菱化による三菱ウェル株のTOB実施を受けて、「現時点では何も決まっていない」(広報担当の増田聖三氏)とのコメントを発表した。
三菱化学の12日株価終値は前日比2円(0.3%)安の272円。
[ 2003年11月12日16時59分 ]