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このほど開かれた「2003年経済成長フォーラム」では、「中国経済は高度成長を維持できるか」が焦点となった。国家統計局の邱暁華副局長は10日、同フォーラムで講演し、「中国経済は新たな時代にある。中国の経済成長を支える条件に大きな6つの変化が現れている」との認識を示した。
邱副局長が指摘した「6大変化」の詳細は以下のとおり。
(1)制度上の変化
中国経済の成長を支える体制が大きく変化し、完全な市場経済へと向かっている。これは、市場参入許可制度のハードル引き下げ、政府管理制度の緩和、投融資環境の改善、法律環境の健全化、市場要素のより効果的な活用を示している。
(2)産業構造の変化
中国の経済成長を支える産業はすでに労働集約型産業だけでなく、現在は資本・技術集約型産業も重要な役割を果たすようになっている。「新しい三駕馬車(トロイカ)」とされる電子情報産業、不動産業、自動車産業の3業界が経済成長のけん引役となっている。
(3)市場の国際化
国内市場だけでなく、国際市場も中国の経済成長を支える主力市場となっている。
(4)企業主体の変化
中国の経済成長を支える企業群は、今後は混合所有制企業が主体となる。社会全体の発展・混合所有制経済の発展に向けてより良い環境を提供することが、国民経済の成長における国有企業の役割となりつつある。
(5)地域構造の変化
地域的に見れば、経済成長のけん引役となったのは80年代が珠江デルタ地域、90年代は珠江デルタ・長江デルタ。中国経済の全面的な飛躍に伴い、現在では経済成長を遂げる地域も次第に拡散し、相互補完が可能で、産業が比較的集中した経済成長地域が全国各地に生まれている。こうした産業集中地域は市場化・国際化・都市化の進展に伴い、全国的に広がっていくとみられる。
(6)「発展」に対する概念の変化
中国の経済成長を支える「発展」についての新たな概念が確立されている。単純なGDP成長の追求から、バランスの取れた持続可能な発展を求める傾向に変わりつつある。(編集KF)
「人民網日本語版」2003年11月11日
http://j.peopledaily.com.cn/2003/11/11/jp20031111_33967.html