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出光興産の天坊昭彦社長は6日、都内で記者会見し、北海道製油所(北海道苫小牧市)で9月に続発したタンク火災による物的な損害額が、約100億円に上ることを明らかにした。また、他社からの石油製品調達や輸入などに伴い、10月から12月までに40億−50億円の追加費用が生じる見通しという。
天坊社長は、油の燃えかすが周辺地域に飛散し、住宅などに被害が及んだ問題については、「地元住民や企業などと1件ずつ個別に話し合っていきたい」と述べ、補償問題に前向きに取り組む姿勢を強調。一時浮上した進退問題に関しては「辞めるとは一度も言っていない。(辞める意思は)ない」と述べ、引責辞任を否定した。
[11月6日18時14分更新]
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