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内閣府が6日発表した9月の景気動向指数(速報)によると、5−6カ月先の景気を示す先行指数について、8月の指数を50.0%から54.5%に上方修正した。先行指数を構成する指標のうち、未発表だった指標が7−9月に改善していることが判明したため。先行指数は9月が80.0%となっており、これにより景気判断の分かれ目となる50%を5カ月連続で上回る結果となった。
新たに判明した指標は中小企業業況判断来期見通し(全産業)。7−9月はマイナス7.1となり、比較対象となる3カ月前の4−6月のマイナス16.3から改善した結果、8月の先行指数のうち改善した指標が6指標に達し、現時点で判明している11指標の過半数となったことから50%を上回った。一方、景気に遅れて動く遅行指数でも、指数を構成する指標のうち、「法人税収入」で計算に利用するデータの一部を変更。これまでは納税者に払い戻された還付金を差し引いた数値を採用していたが、7月に還付金が増えるなどの一時的な特殊要因があることから、9月の速報では還付金が差し引かれる前のデータを採用するとともに遡及改定した。 (15:41)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20031106AT3K0602106112003.html