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<日銀>現状の金融政策を維持 決定会合
日銀は31日、政策委員会・金融政策決定会合を開き、量的緩和を続ける現状の金融政策を維持することを全会一致で決めた。金融機関に資金供給する際の目安になる日銀当座預金の残高目標(27兆〜32兆円程度)を据え置いた。また、同日午後には、経済成長率や物価変動の見通しを示す03年度下半期の「経済・物価の将来展望とリスク評価」(展望リポート)をまとめる。
景気について、日銀は「緩やかな回復の基盤が整いつつある」と底離れを期待できる段階にあると判断。円相場が1ドル=108円台まで円高が進むなど懸念材料もあるが、日経平均株価は1万700円前後と堅調に推移している。また、10日の前回会合で回復の動きを確実にするため、当座残高目標の上限を30兆円程度から2兆円引き上げたばかりで、今後の金融市場の推移を注意深く見守ることにした。長期国債の購入額(月1兆2000億円)も据え置いた。【白戸秀和】(毎日新聞)
[10月31日15時33分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00001058-mai-bus_all