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10月29日(ブルームバーグ):スノー米財務長官は30日、為替問題をめぐり米上院銀行委員会で証言する。中国の為替制度をめぐり、米議員から要求を突きつけられそうだ。
米議員は、米国の輸出競争力強化のため、人民元の切り上げに向けて中国当局に圧力をかけるようブッシュ政権に求めている。下院歳入委員会が30−31 日に開く中国経済に関する公聴会で同政権の他の当局者に質問する予定のフィル・イングリッシュ下院議員(共和党、ペンシルベニア州)は、「わたしの見る限りすべての兆候が、中国の為替操作を示唆している」として、中国からの輸入品すべてに最大40%の関税をかけることを提案している。
このような強硬な案は、中国と取引のある米企業のビジネスを妨げずに、中国当局に政策転換を迫りたい米政権を窮地に追い込むことになる。一方で、 2004年の大統領選を前に政権は、国内の政治的批判を封じ込める必要がある。
上院委員会は、米財務省の為替に関する報告の発表に合わせてスノー長官の証言を求めた。財務省は中国の為替政策についての判断を明らかにしておらず、スノー長官もコメントを控えている。財務省は1994年に中国の為替操作を指摘して以来、他国に対してそのような批判を行っていない。一部の議員は、財務省が姿勢を転換することを望んでいる。
Last Updated: October 29, 2003 01:07 EST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aOxxgqTBCwe4&refer=top_kaigai