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中国共産党の第16期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が11日から14日、北京市内で行われた。全体会議では、社会主義市場経済体制の整備に関する若干の問題が討議され、金融改革の促進について次のような決定が行われた。
(1)商業銀行、証券会社、保険会社、信託投資会社など金融企業は、資本の充実、厳重な内部管理、安全な経営、サービス向上、効率化に努め、現代的な金融企業を目指す必要がある。
(2)条件の整った国有商業銀行を株式制に移行させ、不良資産の早期処理や資本金の充実により、上場への条件を整える。
(3)中小金融機関の改革再編に対する社会資本の参加を奨励する。
(4)監督・管理の強化と十分な資本金を前提に、さまざまな所有制の金融企業を着実に発展させる。
(5)金利の市場化を着実に進め、市場の需給関係が金利を決定する健全なメカニズムを構築する。中央銀行は貨幣政策ツールを用い、市場金利を誘導する。
(6)人民元レート決定メカニズムを改善し、合理的でバランスのとれた水準でのレート安定を維持する。
(7)リスク防止を前提に、域外との資本取引の制限を段階的に緩和し、資本項目での人民元自由兌換を実現する。(編集KF)
「人民網日本語版」2003年10月22日
http://j.peopledaily.com.cn/2003/10/22/jp20031022_33410.html