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(回答先: 捻くれモノの意見です。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 18 日 05:53:08)
エンセンさん、はじめまして。私もエンセンさんの意見に同意します。
私は公務員でも特殊法人職員でもない、市井の市民ですが、今回の件は唐突で奇異に感じています。
藤井総裁解任ドタバタ劇は、最初に「解任ありき」で仕組まれていたかのように思えます。
(解任日程、その後の対応を見ても、選挙対策のようにしか見えません。)
また、解任の理由となる根拠は、どこのマスコミも詳しく報じていないせいか、報道された範囲の解任理由は理解しがたいものです。
普通に考えたら、「総裁」というトップを切るには、万人が納得する理由があってしかるべきですし、そうでなくてはならない筈です。(切られる側からとったら、一生の重大問題です。)
道路公団を擁護するつもりはありませんが、旧国鉄同様、道路公団ほど政治家先生方の思惑に左右されたものもないでしょう。藤井総裁に責任があるというならば、無理矢理採算に乗らない高速道路を「おらが県」「おらが町」「おらが村」に引かせた代議士方やその方の子孫で現役の代議士方(2世.3世.女婿)の責任についてはどうなんだと問いたくもなります。
これでもし、大臣の意向で簡単に「クビ切り出来る」が前例になったら、どうなるのでしょうか。今まで以上に政治家の太鼓持ち官僚が増える結果になりませんか。
それが、国民にとって良い改革となるのでしょうか。疑問に思います。
そうなったら、まだ少数は存在していると信じたい一部の良心的な官僚は、皆無になったりはしないでしょうか。
マスコミ挙げての「辞めろ」「辞めろ」の大合唱は、見聞きしていて空恐ろしい感じがしています。大げさな言い方をするなら、現代の魔女裁判のようです。
(日本のマスコミは、以前から魔女裁判的に報道する悪癖があるようです。)
現状からは、まっとうに、冷静に、冷徹に議論を尽くすのが難しい雰囲気があります。
藤井総裁イコール悪、政府側(小泉政権)イコール善の2元論に持って行きたいようですが、自分の廻りを見まわしても、世の中はそう単純なものではないように思うのです。そしてどちらも、灰色なのが実情だったりします。
小泉政権になってから、ハリウッドお得意の善悪2元論が跋扈しているのに危惧を憶えています。
善悪2元論は、分かりやすいので大衆受けはいいのかもしれません。
しかし目を凝らして見ると、言い出した人は常に善(ヒーロー)の側に己自身を置いています。
2元論に危惧を憶える理由は、言い出した人が本当に善なのかどうかを検証されるチャンスがない点です。
数百年後の未来から現代の歴史を眺めた時、善(ヒーロー)が実は悪(ヒール)だった...なんて事もあり得ない話ではないのではないか、とSFまがいに想像を逞しくしたりしています。