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厚生年金の適用拡大、外食産業パートの87%「反対」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20031017i214.htm
外食産業の大手企業でつくる「日本フードサービス協会」は17日、外食産業で働くパートタイム労働者の87%が、厚生年金の適用拡大に反対しているとのアンケート調査結果を発表した。
調査は、同協会の会員企業約150社を通じて実施し、パート労働者3万593人から回答を得た。
厚労省が来年の年金改革で、パート労働者への厚生年金適用拡大を検討していることは、3人に2人が「知っている」と回答。適用拡大に「賛成」は12%、「反対」は87%だった。
反対理由(複数回答)は、「実質的な手取り収入が減少する」(78%)、「将来の年金支給があてにならない」(63%)の順だった。一方で、賛成理由(同) は「将来年金を受け取れる」(69%)、「女性が自立できる制度だから」(31%)だった。
現在、厚生年金の加入基準は「週30時間(正社員の労働時間の4分の3)以上」だが、厚労省は「20時間以上」に引き下げるなどの案を示している。これに対し、パート労働者を多数雇用する外食産業界などは「企業の保険料負担が増え、業界の死活問題になる」と反対している。
(2003/10/18/01:53 読売新聞)