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「韓国経済における最も大きな脅威で考慮すべき要素は統一であり、南北が統一されれば、韓国経済が世界経済に与える影響力は大いに減るでしょう」
世界的な未来学者のアルビン・トフラー(Alvin Toffler)博士は15日、高麗(コリョ)大学・LG−POSCO経営館竣工記念の招請講演で、「私は韓国人でないため、統一を目指さない方がいいといえる立場ではない」と断った上で、これまで見逃されてきた南北統一に伴う負担について強い発言をし、注目を集めた。
トフラー博士は「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)核問題の解決が成功するとしても、北朝鮮はいつも韓国経済の重荷になるはず」とし、「統一が韓国経済に大きな影響を与えることを認識し、それを進めるべき」と強調した。
また、統一と韓国経済の相関関係をこのように分析した背景についても説明した。
「統一費用が過小評価されています。韓国が知識基盤社会へ移行している反面、北朝鮮は農業社会にとどまっています。このため、教育と生活の形が違う2つの国が統一されれば、生産性が低くなり、韓国経済は悪化するでしょう」。
これは、統一に備えた徹底した事前準備の必要性を間接的に強調したものだ。
2001年6月に訪韓後、2年ぶりに韓国を訪れたトフラー博士は『第三の波』、『未来の衝撃』など、世界30カ国で出版されス著書でよく知られている。
トフラー博士は続いて、経済的要素と非経済的要素が混在したまま、急激に変化している世界経済を“革命”とも表現した。
また、「今もスイスの国際決済銀行(BIS)は新しいルールを作っており、ニューヨーク証券市場は最大の危機状況に置かれている。ひいてはエイズ(AIDS/後天性免疫不全症候群)や重症急性呼吸器症候群(SARS)なども世界経済に影響している」とし、「これからは世界経済を眺める時、文化、宗教、人種などの非経済的要素を考慮しなければならない」と話した。トフラー博士は、「このような“革命”は続くはず」と見通した。
「今日、世界中には3000万個以上のコンピューター・チップが存在し、1日5000万個のデジタルスイッチがオンアンドオフ(on and off)でクリックされています。今後、さらに小型で強力な性能のチップが作られ、それらは相互作用をするでしょう。そのような道具がなくなり、それを利用する人がいなくなるまで『革命』は続くはずです」
また、「われわれは依然、過去から信じてきていた産業化時代の経済論理でもって知識基盤社会の現象を理解しようとしている」と指摘した。
さらに、「今、われわれが推定するものはいずれも時代遅れのもので、そのような解法は今日には適用されない」とし、新しい観点と論理の枠内で現在の知識基盤社会を理解すべきだと強調した。
最後に「社会が複雑で急ピッチで変化してきており、われわれは多くの危険にさらされている」としながらも、「しかしこのような現実を長期的な考え方と戦略を通じて対処していけば、多くのチャンスも与えられるはず」とした。
洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/10/15/20031015000090.html