現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産31 > 123.html ★阿修羅♪ |
|
[シンガポール 13日 ロイター] 日銀の平野英治理事は、今回の日本経済回復について、過去10年間にあった2度の一時的な景気回復よりも、持続可能な回復となる可能性が高い、と述べた。
シンガポールで開催されている東アジア経済サミット(主催・世界経済フォーラム)で、記者団に対し述べた。
同理事は、1990年代半ばと1999年後半から2000年前半にかけて、日本経済は循環的な回復基調にあったとした上で、「過去2回に比べ、今回の景気回復局面は、持続的な回復となる可能性がより大きい」と述べた。
ただ、「今回の景気回復が循環的な、一時的なものにとどまるリスクもある」と付け加えた。 同理事は、今回の回復がこれまでと違う点として、政府が支出を抑制していること、企業の利益体質が改善していること 不良債権残高が減少していること、ファンダメンタルズに合った水準まで資産価格が下落していること──を挙げた。
同理事は1990年代半ばの回復はアジア通貨危機によって中断され、1999年後半からの回復は米国経済のリセッション入りによって中断された、と指摘。しかし、「今回は、米経済は回復しつつあり、東アジア経済も強い反転を示している」とした。
ただ、デフレなど構造的な問題が、依然として成長の重しになっている、とした。その上で、日銀は、デフレ圧力が衰えたという「確かで明らかな証拠」を得ない限り、金融緩和政策を続ける、と述べた。