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【ワシントン=吉田透】米ハーバード大学は3日、臓器の再生や難病の治療などへの応用が期待されるヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を新たに作製するのに成功し、研究者への無償提供を始めたと発表した。
米ブッシュ政権はクローン人間の作製につながる恐れがあることから、ES細胞を取り扱う研究への補助金を2001年から厳しく制限している。ハーバード大は今回、政府からの補助金を受けずに民間からの資金だけでES細胞を作るのに成功した。
米国の再生医療の研究者らからは、ブッシュ政権の方針に基づき同国内で利用できるES細胞の種類がわずか15種類に限られていることに強い不満の声が出ていた。ハーバード大は新たに17種類の細胞を作製しており、米研究者らにとっては細胞の供給源が大幅に拡大した。だが、ハーバード大製のES細胞を利用した研究に、米政府が補助金を認めるかどうかは不透明。クローン人間に関連した研究をどこまで規制するかを巡っては米議会でも意見が割れており、今後論議が一段と盛り上がる可能性が出てきた。 (13:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040304AT2M0400C04032004.html