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今回の牛丼騒動は、「狂牛病ヒステリー」である --- 官僚とマスコミが作り出す日本人のマスヒステリー
2004年2月13日 金曜日
◆今回の一連の騒動を、「狂牛病ヒステリー」といっては怒られますか?
ヨーロッパ、特にイギリスではやっていたを牛海綿状脳症(BSE)、いわゆる狂牛病が日本でも見つかりました。そして、牛肉不買の騒動です。
私は、今回の騒動を「飽食の時代のヒステリー」と命名したいと思います。
「狂牛病かかった牛の肉を食べると、死ぬのではないか」とか「なんだか気味が悪い」といった、風評被害の最たるものが日本全国中に現れ始めました。
ヒステリーにも原因はあります。今回の狂牛病の問題が「何が何だかわからないこと」「恐怖に恐れている」ことがその主たる原因なのだと思っています。
つまり、狂牛病が私たちの日常生活の中で、何が安心で何がわからないことなのか、この世の中で、いや、世界中を見渡してもその答えがないことがその理由です。
ですから、例え狂牛病にかかった牛の肉を食べても(ほとんど全てと言って良いくらい狂牛病にはかかっていません)牛乳を飲んでも、決して人には移らないと「言われて」いますが、脳、脊髄、目玉、小腸の最後の部分を食べると、そうともいえないといった「科学的な」「臨床的な」曖昧さが消費者の冷静な判断を失わせているのだと思います。
心配するなという方が無理ではないかと反論されれば、そうかもしれません。
確かに狂牛病は、ヒトの海綿状脳症のうち、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病と関連があると指摘されています。
そして、この変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病については、95年以降、英国では100余名の死亡が確認されています。
しかし、脳、脊髄、目玉などを入れない間違いのない料理法でありさえすれば、余計な心配はする必要もなく、ヤコブ病が発症した英国は、牛の脳や目玉を食べる食習慣があったからと考えた方がよさそうです。
これは、「ふぐは食いたし、命は惜しい」とかつては言われた「ふぐ料理」といっしょではないかと思います。今ではふぐ中毒など全く聞かれなくなりました。
「ふぐの毒」は、テトロドトキシンといって、1匹のふぐの内臓で30人以上が死ぬほどの猛毒で、一般には内臓や卵巣にあるといわれています。
ふぐの種類によっては毒の所在や強さがが違うようですが、それをうまいうまいと、食べている日本人って何なのだろうと思ってしまいます。
そのうち、思い出したようにキノコも危険だから、一切食べないようにしようなんて「マスコミあたり」が言い出すんじゃないのかとさえ思います。(後略)
◆おかしなBSE牛肉現象 バカポンの気ままにデンジャラス 2004・02.06
よく考えると、今回、牛丼を停止するのは、「格安」を売りに、すべてを輸入に頼っているチェーン店。国内から牛丼が無くなったわけではなく、チェーン店から消えたにすぎない。なので、普通の定食屋さんで味を売りに和牛で展開しているお店などは、特に輸入禁止による影響も受けず、今でも普通に牛丼を提供している。そういうお店は逆にBSEの影響を受けないにも関わらず、売上げは焼肉屋同様に伸びていない事だろう。
逆にBSEの危険性が最も高い輸入牛肉だけに人気が集まるのはなんでだろうと考えた。かなり色々と経済についてなど考えてはみたものの、価格といっても、コンビニ弁当よりもは若干高い程度で、300円程度の危険牛肉の備蓄を食べるよりも、700〜900円の牛丼がはるかに安全であるだろう。BSEに掛かったら、それこそ数万倍の医療費が掛かるだけでなく、人生そのものを台無しにしてしまう可能性もあるのだから。
色々調べ、考えて行きついた先は「集団ヒステリー(マス・ヒステリー)」による異常な行動だった。
例えば有名な北極圏のツンドラ地方に生息しているレミングというネズミ。このネズミはある一定の個体数を超えると、ある日、一部が群れを離れ、大群となって別の生殖地を求めて旅をする。しかし、その行動があまりに猪突猛進というか、海や崖に飛び込んでしまったり、大概は非業の死を遂げる。また、クジラやイルカにも時折、地磁気の影響ではないかと見られる集団自殺が起こることがある。ただ、これも正常な判断をしている群れには一切関係が無いため、集団ヒステリーに近い状況ではないかと考えられている。
つまり、今回の一件は、こういったマス・ヒステリーによる深層心理的な集団自殺に近いものではないかと考えてみた。
宗教のたぐいでも、マス・ヒステリーを引き起こして集団自殺する例など、良く知られている。それを見た人たちは「カルト」という言葉の元に片付けてしまう事だろう。
マス・ヒステリーを引き起こすためには、心理的に働きかける媒介が必要になる。今回は、それがマスコミの誘導という形で発せられた。BSE問題による輸入禁止を受けて、「牛丼屋から牛丼が消える」(実際は一部の大手輸入牛を扱ったチェーン店のみ)と、外食産業に対する危機としてニュースを取り扱う。しかし、論点は段々と逸れていき、「いつ牛丼がなくなるのか」というXデーに論点が摩り替る。この時点で、BSE問題を真剣に捉えていない多くの人達が「BSE」という問題から「牛丼が食べられない」という問題に挿し替わる。
しかも、その多くの人達は真剣に捉えていないだけに替わったことにすら気付かない。ただ、それだけだとマス・ヒステリーには至らない。重要な点は、その後に全体のタイミングを合わせ、相乗効果を上げさせることでヒステリー効果を生み出す必要がある。なので、タイミングを合わせて切迫させるために、カウントダウンを始めるということが必要だ。それによって個々のヒステリーがマス・ヒステリーへと集約され、より強化されていく。これで初めて状況判断が出来なくなった人達をマス・ヒステリーの舞台へと上がらせて躍らせることができるのである。
何故、今回、マスコミ各社、というより報道する新聞や放送局がマス・ヒステリーが起こる事が分かっていながら、危険な行為に加担したかといえば、大手チェーン店が拠出している広告料によるものだろう。例えば、吉野家などはSMAPの中居を起用したCMなどがある。それ以外にもローカルな広告など多種多様にチェーン店にはあるのだ。今の苦しい時期に恩を売ることで、そのまま、その売上げが広告費に転化されることを良く知っている。
マスコミの多くは広告費収入が命だ。それを見ている人達の人命などはあまり関心がない。それこそうまい具合にBSEにでもかかってくれれば、それもネタになる。
今回、マスコミに乗せられて「カルト」な行為に走ってしまった人達には申し訳ないけれども、和牛を使っているお店も、いまならガラガラだからサービスもいいし、あえてBSEの危険性がある輸入備蓄肉などを食べなくてもいい状況にあるので、そちらで食べる事をオススメします。数百円の牛丼のために、脳がスポンジになって、心身が麻痺してしまうようなことは、まずありませんので…。
(私のコメント)
テレビのニュースなどでアメリカ産の牛肉が入らない影響で、大手の牛丼チェーンのメニューから牛丼が消えることを報じていますが、食べ納めと言うことで行列が出来たことがニュースになっている。BSEはウイルスや病原菌などによる伝染病ではなく、プリオンという病原体を含むたんぱく質をとると発病すると言う病気で、SARSや鳥インフルエンザや鯉ヘルペスとは違います。
しかもプリオンを含む脳や脊髄や目玉などを避ければ危険はない事がわかっている。イギリスなどで死亡者が出たのも脳や目玉を食べる習慣があったからだと分かっている。問題なのはプリオンを含む肉骨粉を飼料として輸入する禁止措置を役所がとることが遅れたことだ。この事で担当官庁は過剰反応をして、アメリカの牛肉を全面輸入禁止にしたが、過剰反応と思えます。
鳥インフルエンザではウイルスの侵入を食い止めるには全面輸入禁止にする必要がありますが、BSEではティーボーンステーキなどの危険部位の肉を禁止にすればいいだけだ。12月28日の日記でも少し騒ぎすぎではないかと書きましたが、最近の日本人は大した事でないことでもパニック状態になりやすくなっている。それはテレビが大きな原因であると思う。
例えば牛丼などにしても、国産肉を使っている定食屋の牛丼はいくらでも食べられるのに、なんで吉野家の牛丼には行列が出来るのか。人々の多くも牛肉を食べたら狂牛病になるとは思っていないから牛丼を食べているのであり、テレビで騒いでいるのはやらせに近いものだろう。
大手の牛丼チェーンはテレビ局にとってもCMの大口得意先であり、早期に輸入解除してくれとのキャンペーンの一種だ。しかし農水省が輸入禁止にしたのも、日本の畜産農家のためであるのだろう。アメリカにもBSEの検査をもっと徹底してもらいたいし、和牛のアメリカへの輸出が禁止されているのもおかしなことで、要するに政治的駆け引きが絡んでいる。
現代の国民の多くはテレビに影響されやすくなっており、マスヒステリーが起き易くなって来ています。例えば日本には民放テレビ局が五つもありますが、それらが一斉にキャンペーンを始めたらどうなるだろう。テレビ局や広告代理店はどうしたら大衆を説得できるか、日夜研究を重ねて巧みになってきている。
自衛隊のイラク派遣でも賛成派が反対派を上回ってきたように、憲法違反でも大衆を納得させるだけの洗脳技術を身につけていると見てよいだろう。御用学者や専門家がどのチャンネルを見ても同じ事を言い始めれば大衆はそれを信じてしまう。反対意見の人はほとんどテレビには出られなくなり、大衆は疑問を持ちようが無くなってしまうのだ。
◆<奥田経団連会長>牛丼フィーバーにチクリ 「単純な国民だ」
BSEの影響で、吉野家のほとんどの店で11日に牛丼販売が休止され、直前に客が「食べおさめ」の行列をつくったことについて、日本経団連の奥田碩会長は12日、記者会見で「(牛丼がなくても)死ぬわけでない。日本人は右から左へ早くふれやすい、単純な国民だと感じた」と、牛丼フィーバーをチクリと皮肉った。
(毎日新聞)[2月12日21時42分更新]