現在地 HOME > 掲示板 > 狂牛病・遺伝子組み換え10 > 382.html ★阿修羅♪ |
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米国からの牛肉輸入禁止措置を受けて、牛どんがファストフードのチェーンから姿を消す当日の模様をテレビニュースがこぞって取り上げている。マイクを向けられたお客は、テレビのクリシェな報道姿勢を先刻承知。「寂しいですねぇ」と応じている。この予定調和は気味が悪い。そんなに旨いか?だいたい。
あのハンバーガーチェーンが「リアルタイムで世界市場で一番安価な肉を探す」シーンを企業のグローバル化のシンボルとして取り上げたのは今や過去の話。それを見てなんだか気持ち悪いなあと、胃の辺りをさすりたくなったのは、わたしだけではあるまい。JR系の冷凍駅弁も米の市場開放に絡めて「犠牲者」扱いされたが、これも胃がざわざわした。上越新幹線の大宮のホームで駅弁がそればっかりに見えて、買うのを逡巡した経験もある。
ヨーロッパの大都市の下町で食事していて、冷凍物や世界一安い肉を食わされる気遣いはほとんどない。パリは地下鉄駅でさえ、そこそこの軽食を食べさせる地付きのカフェが必ずあって、懐をいためずに満足のいく食事ができる。
日本のファストフードは本当にサラリーマンの味方なのだろうか。ドイツに滞在中、狂牛病が見つかったとき、処分する肉をアジアの某国が買いつける話がまことしやかに流れていた。それがどう回り回ってというのは考えすぎか、杞憂なのだろうか。
米国の「まくど」がBSEを超えて売り上げを伸ばしたという外電に接すると、米国人の嗜好よりも、「食の資本主義」を感じてしまう。まあ、大概は大丈夫、相当な期間が経たねば影響が出まいという、需給双方の暗黙の「たかくくり」が、安価でハイカロリーな大衆の食卓を支えるという図式だ。
秋葉原帰りに上野での下町食事党のわたしは、テレビCMを大量に入れている食品メーカーこそ、日本の食卓をだいなしにした元凶と思っている。ことここだけは「緑の党」的反グローバリズムの姿勢は崩したくない。http://www.jaybrewer.net/fastfoodfever/index.htmlです。
http://www.asahi.com/column/aic/Tue/d_search/20040210.html