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【ワシントン=吉田透】米政府の委託で同国のBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)対策の妥当性を調べてきた国際諮問委員会のキム委員長は4日、個人的な見解としながらも「1カ月に1頭の割合で新たな感染牛が米国内で見つかる恐れがある」と警告した。
スイス出身のキム委員長は欧州でのBSEの経験に基づき米国内での感染牛増加を予測した。ただ諮問委の5人のメンバーの間で意見が分かれ、ベネマン農務長官に提出した報告書では「感染牛が新たに発生する可能性が高い」と指摘するにとどめた。
諮問委の見解に、米農務省のディヘーブン主任獣医師は「米国は既に十分な対策をとっており、新たな感染牛が見つかっても公衆衛生上の問題はない」と指摘。米最大の畜産業界団体である全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)のウェバー専務理事は「米国の対策の実情を理解していない」と反発した。
諮問委は昨年暮れに米国初のBSEが見つかった後、ベネマン農務長官の委託で同国の対策を調べてきた。 (12:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040205AT2M0500X05022004.html