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(回答先: 米からBSE危険部位など35トン輸入、新たに判明(読売新聞) −厚労省「感染リスクは極めて低い」 投稿者 シジミ 日時 2004 年 1 月 29 日 23:01:25)
【ワシントン竹川正記】ベネマン米農務長官は29日、ブッシュ大統領が2月2日に議会に提出する05年度(04年10月〜05年9月)予算教書で、BSE(牛海綿状脳症)対策関連費を前年比約4.8倍の6000万ドル(約63億円)に拡大する方針を盛り込むことを明らかにした。アリゾナ州フェニックスで開催中の米牛肉業界団体の年次会合での講演で語った。
ただ、日本が全頭検査並みへの拡充を強く求めているBSE検査については年間4万頭分の1700万ドルのみの計上を想定しているだけ。「全頭検査は科学的に根拠がないうえ、日本市場向けに限定しても年間9億ドル(約954億円)ものコストがかかる」(へグウッド米農務長官特別顧問)との理由で、日本の要求を完全にはねつけた。
今回の対策の目玉は、牛の出生・飼育履歴を記録する個体識別番号(ID)制度の全米規模での導入(約3300万ドル)。昨年末に米国で見つかったBSE感染牛はDNA鑑定でカナダ産だったことが判明したが、同時に輸入された他のカナダ産牛の追跡調査が暗礁に乗り上げるなど、感染源究明体制の不備に批判が出たことに対応した。
米政府としては、ID制度を活用してカナダ産牛と区別することで「米国産牛は安全とPRし、日本などに輸入停止の解除を求める足がかりにしたい」(関係筋)との思惑もありそうだ。
[毎日新聞1月30日] ( 2004-01-30-12:39 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040130k0000e030048000c.html