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笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#5539 より転載
今回のUSDAのダウナー牛規制は、BSE問題の所在を不明確にさせるだけ」との意見も出てきた。
すなわち、今回のUSDAのダウナー牛規制措置は、BSE検出のためには、何の効果も、インセンティブもないという。
なぜなら、「今回の規制の対象は、病気にかかった牛であって、必ずしも、ダウナー牛ではないからである。」という。
規制の対象が間違った分野に及んでいることによって、これまで足の悪い牛を受け入れていたパッキングプラントは、もはや、その牛が自力で輸送車からおりることが出来ない限り、また、自力で柵を超えることが出来ない限り、足の悪い牛は、と畜場で処理されることにはならなくなる。
これらの牛は、足が悪いだけで、足以外のほかの肉の部分は、良質の肉を持っているのだから、これらの牛がと畜されないということは、肉資源の大きな無駄を生むことになるという。
これまで、これらの足の悪い牛は、熱がない限り、と畜場で処理できた。
今回のUSDAの措置では、ダウナー牛を所有している農場に対してのインセンティブが何も用意されていない。
そうなると、BSEにかかっている牛でも、射殺して土に埋めるだけで、たとえその牛がBSEであっても、世に明らかになることはない。
農場主が、ダウナー牛であることを明らかにすることにインセンティブを持たせることによって、BSEの所在が突き止められうる、インセンティブの用意であるとの意見である。
そこで、USDAに、ダウナー牛を検査のために買い上げる案が浮上してきた。
買い上げ金額としては、一頭あたり200ドル程度を想定している。