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米BSEで「吉野家」がメニュー見直し
牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは29日、米国でBSE感染牛が発見され、政府が米国産牛肉の輸入を一時停止したことに伴い、営業体制を見直す方針を明らかにした。
原料の米国産牛肉の調達が困難となるためで、営業時間の短縮や新メニューの追加が有力視されている。30日に安部修仁社長が記者会見し発表する。
吉野家が使う牛肉の99%は米国産で、在庫は1か月程度しかない。輸入禁止の代替措置として豪州産牛肉の使用も検討したが、肉の固さや脂肪部分の入り具合などが異なり、「米国産牛肉を使わないと、全く別物の商品になってしまう」(幹部)としていた。
このため、緊急避難措置として、牛丼に依存したメニューを改め、一部で実験展開している親子丼を扱う店舗を拡大するほか、米国産牛肉の在庫払底を先延ばしするため、営業時間の短縮は避けられないと見られる。(読売新聞)
[12月30日1時4分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031229-00000013-yom-bus_all