現在地 HOME > 掲示板 > 狂牛病・遺伝子組み換え10 > 162.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: <遺伝子組み換え>初の表示納豆を販売 札幌のベンチャー企業(毎日新聞) −除草剤に耐性のある遺伝子を組み込んだ米国産大豆が原材料 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 29 日 09:25:54)
北海道新聞
http://www5.hokkaido-np.co.jp/keizai/bio_special/new_bio/20030225.html
バイオ食品の開発や販売 ベンチャー設立へ 冨田北大教授ら
2003/02/25(火)
北大大学院農学研究科の冨田房男教授らの研究成果を事業化する食品バイオ関連のベンチャー企業が月内にも設立される。会社名は「A−HITBio(エーヒットバイオ)」(本社・江別、池田順子社長)で、カルシウム吸収促進効果を持つ健康食品の開発、販売を行うほか、遺伝子組み換え食品の普及など啓発的な活動も行う。
同社は有限会社で、冨田教授をはじめ、同研究科の浅野行蔵・助教授、原博・助教授らが技術顧問として参画する。
主な事業は、冨田教授らが開発した機能性物質で、国内では健康食品メーカーのファンケルが製品化を計画している「DFA3」の海外展開を手がける。DFA3はカルシウムの吸収を高めることが確認されており、骨粗しょう症予防などの効果が期待されている。また、コレステロールの低下作用がある乳酸菌製剤は現在動物実験中で、製品化を目指している。
さらに、遺伝子組み換え作物の普及も同社のテーマのひとつ。手始めに、米国産の組み換え大豆を95%以上使った納豆や豆腐の製品化にも取り組み、納豆は今春にもインターネットを介して販売する計画だ。
新会社設立は、冨田教授が役員を務める北海道ティー・エル・オーも支援した。冨田教授は「農水畜産業など食品関連は、北海道の産業基盤。バイオ技術を駆使して、生産技術向上にも貢献していきたい」と話している。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www5.hokkaido-np.co.jp/keizai/bio_special/new_bio/20020913.html
ファンケルが健康食品応用 北大開発の機能性物質DFA3
来年にも製品化 カルシウム吸収向上
2002/09/13(金)
(写真:砂糖と似たDFA3。カルシウムの吸収を促進する働きがある)
北海道大学の大学院農学研究科応用菌学分野(冨田房男教授ら)が開発したカルシウムの吸収を高める機能性物質をもとに、化粧品、健康食品メーカーのファンケル(本社・横浜)が健康食品として早ければ来年の製品化を目指して、臨床実験を続けている。
この物質はフラクトースという糖が二つ結合した物質「DFA3」。フランス料理の素材などに使われる野菜で、道内でも生産されているチコリの根から抽出された多糖物質「イヌリン」に、同分野で発見した微生物の酵素を反応させて作り出すことに成功した。一九九八年に産学官でスタートした「食と健康プロジェクト」の成果のひとつで、グラニュー糖のような結晶で砂糖より弱い甘みがある。
精製工程もビートから砂糖を精製する場合とほぼ同じ設備が利用可能で、日本甜菜製糖(同・東京)の総合研究所(帯広市)が実験用の物質精製を担当している。
ファンケルは二〇〇一年度から共同研究として臨床試験に取り組んでいる。数十人規模で実施した実験では、同物質を一日数グラム摂取すると、カルシウムだけを摂取したときより、吸収率が高まる効果を確認、すでに学会などで発表している。また、カルシウム吸収以外でも人体に良好な効果が確認されており、新たな効能として盛り込めるかどうかの試験を続ける。
製造コストなどの課題もあるが、ファンケルは〇三年度にも健康食品としての製品化を目指している。同社としてもオリジナルの化合物を製品化するのは初めてという。特定保健用食品の認可を受けることも検討している。
実現すれば食と健康プロジェクトから初の製品化となる。同分野の浅野行蔵助教授は「骨粗しょう症の予防などに効果が期待できる。もともと植物が持っている物質を微生物の力で有用な物質に変えることができたが、この技術は応用範囲が広い」と話す。同プロジェクトで発見した別の物質をもとに、冨田教授らによる大学発ベンチャーの設立も視野に入れている。