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BSE:「風評被害が」広島、兵庫の酪農家に不安広がる
毎日新聞 11月5日
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031105k0000m040090003c.html
「風評被害が心配」「よそごとではなくなった」。国内9頭目のBSE感染牛が確認された4日、この牛が育てられた広島県福山市や生まれた兵庫県氷上郡では生産農家らに不安が広がった。広島、兵庫両県は対策本部を設置するなど対応に追われながらも、消費者らに冷静な対応を呼び掛けた。
「全頭検査しており、感染した牛が市場に出回ることは絶対にない」。福山市保健所長らは会見で強調した。市によると感染牛を持ち込んだ生産農家は他にも2頭持ち込んでいたが、ともに陰性だった。県福山家畜保健衛生所(広島県上下町)はこの生産農家に対しては、同居していた牛の移動を自粛するよう要請中。市食肉センターは施設を閉鎖して消毒や洗浄を行っている。
兵庫県によると、この牛は生後23日で広島県に移された。生後10日までは母乳を飲ませ、8日から23日までは代用乳や、ミルクや穀類を固形にしたものを与えていた。肉骨粉は食べていないという。
広島県から連絡が入った30日、すぐに生産農家に連絡し、飼育牛の販売を自粛してもらっているという。感染牛と一緒にいて同じえさを食べたとみられる1歳以下の牛約10頭など、前後1年に生まれた計25頭について追跡調査をした上ですべて処分し、感染の有無を調べることにしている。
広島県東部で乳牛を飼育する酪農家の男性(36)は「買い控えが心配だ。感染牛は雄だが、『ホルスタイン』というと牛乳まで関係があると思われてしまう」と不安を隠せない様子。
一方、兵庫丹但酪農農業協同組合の塩見忠則組合長は「牛乳は全く影響ない」としたうえで「こちらで飼育したのは、わずか20日余りだというし、こちらが原因とは考えにくいのでは」。酪農家の一人は「あまりにも若い牛で、信じられない」と話した。【小泉邦夫、山本真也、竹内良和】
[毎日新聞11月5日] ( 2003-11-05-00:16 )