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「笹山登生の雑感&情報の日記」http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200310.html#20031023 より転載
今回茨城で発見されたBSEは、国立感染症研究所によって異型プリオンによるものでないと判断されたにもかかわらず、やれ、これと同種のBSEが、イタリア、フランスで発表されたなどと、日本発の学者情報が飛び交っているのは、どうしたことだろう。
大体、外電記事を見ても、フランス発の新型BSE情報などはないのに、http://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=1&id=275522
や
http://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=8&id=276617
のように、ジャパンタイムズを通じてのみ、日本の学者が、学界情報として、イタリア、フランス新型BSE発生説を、強調しているのである。
ここには、肉骨粉説のみに固執する、日本の学者の頑迷さが見え隠れする。
このサイトでも、かねてから言っているように、この問題は、BARB(Born After the Real Ban )問題といわれるものであり、別に、異型のプリオンだからといった問題ではない、BSE一般の問題なのである。
だから、BARB問題に真正面に向き合うためには、肉骨粉単独原因説を否定してかからねば解けないパズルなのである。
1996年8月1日の肉骨粉等牛由来飼料全面使用禁止後も、BSEの牛がでているのは、何を原因にしてのことかが、科学的に証明されていないということを、学者自身が認めなければ解けないパズルなのだ。
それには、牧草感染説、スクレイピー感染説、母子感染説などを含めた、原因の総合的な見直しが必要な段階に入っているということだ。