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柏崎原発反対地元三団体は03年12月19日、柏崎刈羽原発の敷地の外の土壌からコバルト60(0.0774Bq/kg土壌)を検出したことを明らかにし、徹底した調査を求める申し入れを新潟県に対して行なった。コバルト60は、強いガンマ線を出す半減期約5.27年の放射能である。コバルト60は自然には存在せず、原子炉内構造物や配管の材料中の不純物が冷却水中に溶け出し、原子炉内で中性子を受けて放射化したものが起源とみられる。
地元三団体にはこれまでに、原発の放射線管理区域内から放射性廃棄物を持ち出して、敷地外の焼却炉で燃やしたり、廃棄物やその焼却灰を埋め捨てたりした、という原発内の作業者からの複数の内部情報が寄せられており、今回みつかったコバルト60はそのことを裏付ける証拠の1つと考えられる。
1月15日に柏崎市で開催された、地域住民の代表者が柏崎原発を監視するための会合「透明性を確保する地域の会」で、地元三団体がコバルト60検出の経緯とこれまでに得られた放射性廃棄物運び出しに関する証言について報告した。紹介された証言によると、焼却されたものの中には管理区域内で使用された排気フィルターと木枠、放射能で汚染された作業衣類やぞうきんなども含まれている。
そのほか証言には、未公表の事故に伴って管理区域内で発生した放射性廃棄物が持ち出され敷地内の焼却炉で燃やされた事例もあり、事故隠しとともに放射性廃棄物の管理が非常にずさんなやり方で行なわれていることも示している。トラブル隠し、圧力抑制プールへのゴミの投棄に続いて、今回明らかになったのは、隠し続けてきた都合の悪いことのほんの一部であろう。
http://atcnic.net/modules/news/article.php?storyid=85