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http://www.asahi.com/business/update/0111/004.html
中部電力(名古屋市)は、揚水式の木曽中央水力発電所計画(長野県)を中止する方向で検討に入った。3月公表の04年度供給計画から外す公算が大きい。揚水発電は通常、出力調整が困難な原子力発電とセットで建設される。中部電は00年に芦浜原発(三重県)を断念、関西電力、北陸電力と進めた珠洲原発(石川県)も03年12月に凍結し、新規の原発計画が消えた。国の計画に組み込まれた原発と揚水発電の連鎖的な中止は全国で初めてになる。
木曽中央水力発電所は長野県大桑村と王滝村に二つのダムを建設し、最大出力は180万キロワット。総事業費は約4000億円。98年7月に国の電源開発基本計画に入った。着工は12年度以降、運転開始は22年度以降の予定。
揚水発電は原発の増設と連動して増えてきた。山間部に二つのダムを造り、原発の夜間電力で下ダムから上ダムに水をくみ上げ、昼間の需要ピークに放水、発電する。巨額の投資を要する割に稼働機会が少なく、水のくみ上げなどでエネルギーも3割ほどロスする。
原発の新規計画が消えた中部電では「揚水の計画だけ残るのは理論的におかしい。地元対応を考えながら、時期を見て見直すべきだ」との声が強まっている。また、安価なマイクロガスタービンなど小規模発電の普及で、ピーク対策としての揚水発電の利点も低下すると予想される。
揚水発電では関電が02年に金居原(かねいはら)発電所(滋賀・岐阜県)を中止した。北陸電と電源開発が01年に高倉(こうくら)揚水発電所(岐阜・福井県)を凍結した。
(01/11 08:35)