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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031227-00000037-kyodo-soci
東京電力の福島第一原発がある福島県大熊町の町水産振興公社(社長志賀秀朗町長)は、原発で温められた海水を使い、希少な高級魚「ホシガレイ」の養殖に成功した。年明けから販売する予定。公社は「食べた人が味に満足して喜んでくれたらうれしい」と期待している。
公社によると、ホシガレイの成魚は最大で体長70−80センチ、7−8キロ。東北から九州沿岸に生息しているが、数が少なく漁獲高は年間数トン。育てるのが難しく、カレイに比べ成長に2倍ほどの時間がかかり採算が合わないなどの理由であまり養殖されてなかった。
公社によると、温海水を利用し1年を通じて海水を適温に保てるため、稚魚の成長が速い。体長約5センチの稚魚が2年で約40センチ、約1キロに成長するという。天然魚は浜値で1キロ1万−2万円で取引されているが、養殖魚は1キロ4500円程度で販売するという。(共同通信)
[12月27日9時51分更新]