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http://www.asahi.com/international/update/1221/003.html
国際熱核融合実験炉(ITER=イーター)の建設地について、計画参加国の閣僚級会合が20日、ワシントン近郊であったが、合意できなかった。日本は青森県六ケ所村、欧州連合(EU)は南仏カダラッシュを提案していた。総事業費1兆3千億円の巨大プロジェクトの行方は来年に持ち越された。
日本からは細田博之内閣官房副長官が出席。ほかにEU、米国、ロシア、中国、韓国の代表が参加した。分担金の工面が困難なカナダは会議を欠席し、計画から事実上離脱した。
日仏は世界の核融合研究をリードし、技術基盤は互角。建設地の環境なども大きな差はなく、米国と韓国は日本、ロシアと中国はEUと支持が分かれた。
ITERの建設は05年度中にも始まる予定だったが、建設地決定の先送りで、計画の遅れは避けられない情勢になった。
<ITER> 外径20メートルのドーナツ形真空容器内で、燃料の重水素と三重水素を1億度以上に熱し、核融合反応を起こす実験炉。太陽で同様の反応が起きており、「地上の太陽」とも呼ばれる。計算上は燃料1グラムで石油8トン分のエネルギーが得られる。20年間の運転で、約3万トンの低レベル放射性廃棄物が出る。ITERのあと、実際に発電もする実証炉などを経て実用化されるのは、今世紀末になりそうだ。 (12/21 03:02)